がん診療について

がん相談支援センター

Consultation support center

がん相談支援センターとは?

全国のがん診療拠点病院などに設置されたがんに関するご相談の窓口です。当院にも「がん相談支援センター」があり、看護師、医療ソーシャルワーカーがご相談に応じています。当院かかりつけの患者さまだけでなく、他院通院中の地域住民の方などどなたでも無料でご利用できます。

がん相談支援センターで相談された内容が、ご本人の了解なしに担当医や他の方に伝わることはありません。匿名でのご相談も可能です。安心してご利用ください。

相談方法
面談の場合

開設時間内に直接相談窓口にお越しください。原則予約は不要ですが、事前にお越しいただく時間をお電話いただけるとスムーズです。

電話の場合

開設時間内に直接下記のお電話番号までお電話ください。

メールの場合

メール相談は下記のアドレスに文面をお送りください。24時間受け付けておりますが、開設時間内に返信対応させていただきますので、お返事までにお時間がかかる場合があります。ご了承ください。

オンラインの場合

オンライン面談を希望の方は下記のアドレスに面談希望日時をご連絡ください。(オンライン相談希望日程の土日祝日を除く2日前まで)設定についてメールの返信にてご案内いたします。オンライン面談の場合は、Zoomを用いて行います。相談者様側のネット環境が整っていることが要件となります。

オンライン相談対応時間は電話相談等と同じく平日8:15~17:00です。

オンライン面談手順
  1. に面談希望日をメールください。お名前、連絡先が記入できる方は記入してメールください。匿名相談も受け付けておりますので、その場合は匿名でも結構です。
  2. Zoom面談希望日時に対してお返事をメールにてさせていただきます。(メールのお返事は、平日運営時間帯での確認になりますのでお返事にお時間をいただく場合があります)
  3. 日時が決定しましたらZoomミーティングコードを指定のアドレスに送ってご案内いたします
  4. 面談当日は指定時間にミーティングコードから入室くしてください
「大阪ろうさい病院がん相談支援センターご利用の皆様へ」アンケートご協力のお願い

この度は、大阪ろうさい病院がん相談支援センターをご利用くださいましてありがとうございます。がん相談支援センターの活動をより良いものとするために、電話相談、直接面談、オンライン相談などでがん相談をご利用いただいた方にアンケートを実施しております。アンケートは任意参加で無記名であり、投稿アドレスも回収されませんのでご安心ください。ご協力いただける方は、以下のURLをクリックしてアンケートへの回答をおお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/1_KPudh4t-NQ-bIWdh1XphFPPyYK0Snyw6VVk-2vf3VI/edit

よくある相談のご紹介
治療に関すること
  • ○○がんと言われたがどんな病気かわからない。
  • 自分のがんの標準治療を知りたい。
  • セカンドオピニオンを受けてみたい。
  • 治験や病気の情報の集め方を知りたい。
  • 病名を聞いて不安でたまらない。
生活に関すること
  • 副作用で脱毛すると聞いた。かつらの情報が欲しい。
  • 緩和ケアについて知りたい。
  • ヘルパーや介護ベッドなどの相談をしたい・・・など。

相談時間のご案内

月~金曜日 8:15~17:00
(土日祝・年末年始はお休みです)

お問い合わせ

TEL:072-255-7530(直通)

お問い合わせフォーム

がんに関する情報コーナー

インターネットなどでは様々ながん情報があふれていますが、がん相談支援センターでは、科学的な根拠に基づいた情報を提供しています。また、治療に関連した図書もあり、ご希望の方には貸し出しを行っています。
図書だけでなく、乳房切除後の下着やかつら(ウイッグ)も各種見本を取り揃えています。

がん患者さんの就労相談

がんになっても急いで仕事を辞めないでください。今、がんの治療と両立し仕事を継続して行っている患者さまが増えています。
診断されてから復職までどのように進めていけばよいのか、復職後はどのような点に注意すればよいのか、使える制度や治療期間中の経済的な相談などに応じています。必要に応じて両立支援促進員(医療ソーシャルワーカー)と連携して相談していきます。
条件は患者さまによって様々ですので、一度ご相談にお越しください。

就労支援

両立支援コーディネーターの取り組み

ご希望のある患者さまとお仕事の内容や治療が生活に与える影響について一緒に検討し、職場と病院の間に入って職場への意見書等を活用し、仕事と治療の両立ができるようにお手伝いしています。

ハローワーク相談

毎月、ハローワーク堺職員が当院へ出張し再就職への支援を行っています。病院内で行うメリットとして、患者さまの現在の病状を踏まえた上で、治療からおこる今後の変化も予測しながら、相談できることが挙げられます。また、がん相談支援センター相談員も就労支援に同席し、一緒にご相談することができます。相談は予約制となっており、がん相談支援センターへお問い合わせください。

セカンドオピニオンについて

セカンドオピニオンとは、納得して治療を受けるために、担当医と異なる別の病院の医師の意見を聞くことです。当院でもセカンドオピニオンをご提案しています。
当院にてセカンドオピニオンを受けたい、当院からほかの病院へセカンドオピニオンを受けに行きたいとお考えの患者さまに対して、セカンドオピニオンのご相談に応じています。
当院でセカンドオピニオンをご希望の方は病院ホームページまたは、がん相談支援センターに直接お問い合わせください。

セカンドオピニオン

がんゲノムに関する相談

「がんゲノム医療」とは、がん細胞の多数の遺伝子を同時に調べる「がん遺伝子パネル検査(がんゲノムプロファイリング検査)」によって、一人一人の遺伝子の変化や生まれ持った遺伝子の違い(遺伝子変異)を解析し、患者さま一人一人の特徴に応じた治療をめざす医療です。当院は、がんゲノム医療連携病院であり、がんゲノムパネル検査を行っています。体制や費用等について詳しく知りたい方は、がん相談支援センターへご相談ください。
検査によって遺伝性の異常が発見された場合には、連携している関連病院へ遺伝カウンセリングなどの紹介も行っています。

小児・AYA世代(思春期・若年成人)の相談

AYA (Adolescent and Young Adult) 世代とは、思春期から若年成人のことをいい、15歳から39歳の患者さまのことです。当院では、がんにり患したお子さまやそのご家族、さらにAYA世代思春期・若年成人の方々のライフステージに沿ったご相談対応をしています。
就学支援:長期入院の場合には院内学級等と連携して学習を支援しています。
妊孕性(にんようせい)相談:妊孕性とは、「妊娠するための力」のことをいいます。がんの治療では、妊娠するための力が弱まったり、失われたりすることがあります。
当院には婦人科医師や認定看護師を中心としたAYAサポートチームがあり、将来の妊娠、生殖を希望する患者さんとともに治療について検討し、他院への精子凍結温存のための紹介等を行っています。

希少がんの相談

希少がんとは、発生率が人口10万人あたり6例未満のまれながんのことです。数が少ないために、診療や治療の課題が他に比べて大きいがん種の総称です。当院では年間約1800名の方が新たにがんと診断され治療をうけられていますがその中でも希少がんと診断される方もときにおられます。希少がんは症例が少ないが上に確立された治療が乏しいことがあります。当院での治療が難しい際にはがん登録システム等を通じて、患者さんのご希望に沿った病院への紹介や、セカンドオピニオンの手続きを支援しています。