当院について

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新しい半世紀に向かう大阪ろうさい病院


院長 田内 潤

大阪ろうさい病院は、令和4年1月1日、新病棟に移転いたしました。
当院は昭和37年に開設され、南大阪地区の中核病院として地域のみなさまに対する医療を推進し、60年にわたる歴史を歩んできましたが、これからは新病棟で新たな歴史を刻むことになります。これもひとえにみなさまのご理解とご支援によるものであり心より御礼申し上げます。
当院は独立行政法人労働者健康安全機構が展開する全国労災病院の一員として、働く人びとの健康を支援する勤労者医療を使命の一つとしつつ、地域の急性期医療を中心的に担って発展してきました。厚生労働省の「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」、大阪府の「地域医療支援病院」や、「日本医療機能評価機構認定病院」をはじめとした多くの認定病院、指定病院として、「誠実で質の高い医療を行う」という基本理念の下に、「急性期医療の充実」、「高度専門医療の実践」、「地域医療連携ネットワークの構築」、「勤労者医療の展開」、「安全な医療の推進」、「働きがいのある職場づくり」などの基本方針をかかげて、病院が一体となってよりよき医療への努力を重ねてきました。
新病棟では、特に(1)高度専門医療の拡充、(2)救急医療を含む急性期医療の充実が図られます。手術室は13室から16室に増室し、ハイブリット手術室、ロボット支援手術室、ナビゲーション手術室など高度で安全かつ患者さまに負担の少ない手術が行えるよう配慮されています。集中治療室はICU12床、CCU/HCU/SCU16床と倍増し、重篤な患者さまにも高度な専門的医療を提供できる体制になっています。救急部門は診療に必須の放射線部門、内視鏡部門と隣接し、救急用エレベーターで3階の心カテ治療室、手術室や集中治療室に迅速に搬送できる設計となっています。心カテ室は3室に増え緊急カテにもより対応しやすい体制となり、また内視鏡検査・治療室は7室に増えるとともに回復室を9床設けることで麻酔下での処置が充実しました。がん診療に必須の化学療法室はより落ち着いた医療環境を目指して一般外来から独立させ、ベッドも31床に増床いたしました。
勤労者医療の一環である「治療・就労両立支援」にもいち早く取り組んでいます。多くの病気で予後が改善される一方で、治療が長期にわたるため就労に支障をきたしたり、逆に仕事を続けるために治療を中断せざるをえなかったりすることが社会問題となっていますが、新病棟ではこの課題に対する「治療・就労両立支援」への取り組みも一層充実する体制となっています。
医療に求められる課題は年とともに変遷しますが、今後とも、みなさまのご期待に応えられるような体制作りに努めてまいります。先に触れた(1)高度専門医療の充実、(2)救急医療を含む急性期医療の充実に加えて、(3)地域医療連携の推進、(4)医療の人材育成や地域のみなさま方に対する啓もう活動の拡充、などを通じてこれからも南大阪地区の地域医療の発展を支えたいと思っています。
このように新病棟が稼働し、みなさまにいっそう満足していただける医療を提供できる体制が充実いたしますので、今後とも変わらぬご理解、ご支援をお願い申し上げます。

院長 田内 潤