診療科・部門

泌尿器科

Urology

腎盂尿管がん・膀胱がん
大阪労災病院の腎盂尿がん癌診療の特徴

がん拠点病院である当院の腎盂尿がん症例数の多さは大阪トップクラスであり、腹腔鏡手術を中心に治療を行っています。年20件以上のペースで経験豊富な担当医たちが安全かつ低侵襲と根治性を追求し、積極的に取り組んでいます。

腎盂尿がんについて

腎盂尿管は腎臓で作られた尿が腎盂から尿管を通って膀胱へ流れる尿の通路です。腎盂尿管粘膜である尿路上皮からできる癌です。肉眼的血尿や水腎症の精査で発見される頻度が高い病気です。尿細胞診・逆行性腎盂造影・CT・MRIで腎盂尿がんが確認できると患側の腎尿管全摘除術を行います。
CTなどで遠隔転移がある場合、手術での根治は困難なため抗癌剤治療が中心になります。

  • 尿細胞診:尿中のがん細胞の有無を調べる検査です。
  • 逆行性腎盂造影:膀胱内部を観察し、膀胱腫瘍の有無や、尿管内にカテーテルを挿入し、直接造影剤を注入してその濃淡で病変の有無を調べます。同時に腎盂や尿管の尿を選択的に採取し、がん細胞の有無も調べます。
  • CT:腎盂尿管腫瘍の周囲への広がりや遠隔転移の有無を調べる検査です。
  • MRI:腎盂尿管壁内や周囲への広がりを調べる検査です。
  • 抗癌剤治療:全身のがん細胞を攻撃・破壊しますが、正常な細胞も破壊されるため様々な副作用がでます。最近、手術、放射線、抗癌剤に続く「第4」の治療として免疫療法が登場しています。
  2016年 2017年 2018年 阪大関連施設
腎尿管全摘除術 合計 23 26 26
開腹 0 1 0 平均0.7(0~5)
腹腔鏡 23 25 26 平均8.4(0~29)
大阪労災病院の膀胱がん診療の特徴

がん拠点病院である当院の膀胱がん症例数の多さは大阪トップクラスであり、経尿道的手術からロボット手術まで幅広く治療を行っています。
2018年4月から保険適応されたロボット手術による膀胱全摘除術も年10件以上のペースで行っています。経験豊富な担当医たちが安全かつ低侵襲と根治性を追求し、積極的に行っています。

膀胱がんについて

膀胱は尿を貯める袋で、膀胱粘膜である尿路上皮からできる癌です。肉眼的血尿や膀胱炎症状で発見される頻度が高い病気です。尿細胞診・膀胱鏡・CT・MRIで膀胱がんが疑われると経尿道的膀胱腫瘍切除術を行い、癌と筋層浸潤の有無を確認します。
筋層浸潤がなければ(筋層非浸潤性膀胱がんの場合)、経過観察または膀胱内注入療法を考慮します。筋層浸潤があれば膀胱全摘除術を考慮する必要があります。この際、抗癌剤治療を手術前に行い、尿路変更術を手術時に行う必要があります。
CTなどで遠隔転移がある場合、手術での根治は困難なため抗癌剤治療が中心になります。

  • 尿細胞診:尿中のがん細胞の有無を調べる検査です。
  • 膀胱鏡:膀胱内部を観察し、肉眼的に腫瘍の有無を調べる検査です。
  • CT:膀胱腫瘍や遠隔転移の有無を調べる検査です。
  • MRI:膀胱壁内や周囲への広がりを調べる検査です。
  • 経尿道的膀胱腫瘍切除術:内視鏡を使って肉眼的に膀胱の腫瘍を削り取り、筋層非浸潤性膀胱がんの第一選択となる治療です。
  • 膀胱内注入療法:上皮内がん(膀胱粘膜から隆起していないため、TUR-Btで全てを切除することは難しい)に対して行います。「BCG」とはウシの弱毒の結核菌で、膀胱内に注入し免疫反応でがん細胞を治療します。
  • 膀胱全摘除術:筋層浸潤癌の標準的治療です。
  • 抗癌剤治療:全身のがん細胞を攻撃・破壊しますが、正常な細胞も破壊されるため様々な副作用がでます。最近、手術、放射線、抗癌剤に続く「第4」の治療として免疫療法が登場してます。
  • 尿路変更術:尿路変更術は主に以下の3つがあります。
    ①尿管皮膚瘻:尿管を直接皮膚に出す。
    ②回腸導管:尿管を一部切り取った小腸につなげて、その小腸を皮膚に出す。
    ③新膀胱:長めに切り取った小腸を板状に切り開き、袋状に縫い合わせ、摘出した膀胱の代わりに尿管と尿道をつなげます。この場合はストーマが不要です。
  2016年 2017年 2018年 阪大関連施設
経尿道的手術 215 214 218 97.4(3~218)
膀胱全摘除術 合計 17 25 19
開腹 10 10 5 2.0(0~15)
腹腔鏡 7 14 9 2.2(0~10)
ロボット 0 1 5 1.9(0~7)