診療科・部門

中央材料室

Central Sterile Service Department

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業績

部門について

患者さんへ

医療機器には滅菌済み単回使用のものが増えてきましたが、手術で使うハサミなどの器械は洗浄の後に滅菌して繰り返し使います。滅菌は、消毒とは違い、微生物を限りなくゼロに減らして無菌と呼べる状態にすることです。中央材料室は、このような洗浄と滅菌を担当しています。当院では、最先端の手術を毎日数多く行っています。また、外来や病棟での処置に使う器械の中にも、洗浄と滅菌が必要なものがあります。洗浄や滅菌が正しく行われていないと手術の後の感染などを引き起こす原因となりますので、厳重な管理の下で何度も確認しながら行い、安心して手術などを受けていただけるように努めています。

中央材料室1

スタッフ紹介
水谷 光
中央材料室長(麻酔科部長兼任)
水谷 光
みずたに こう
麻酔全般
手術室運営

麻酔科標榜医
日本麻酔科学会(麻酔科認定医、麻酔科専門医、麻酔科指導医)
日本医療機器学会(第1種滅菌技師、医療機器情報コミュニケータ)
認定ホスピタルエンジニア
日本手術医学会評議員
インフェクション コントロール ドクター
日本医療機器学会代議員
医学博士

南里 佳代子
手術室看護師長
南里 佳代子

日本看護協会(認定看護管理者)

保有機器
ウォッシャーディスインフェクター 5台
超音波洗浄機 2台
乾燥機 (高温2台、低温3台)
高圧蒸気滅菌器 6台
酸化エチレンガス滅菌器 1台
過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌器 2台

中央材料室2

業務内容
1. 受付
手術室や各部署から、使用済みの器械を受け取ります。紛失を防ぐために、器械の種類と数の確認が欠かせません。
2. 洗浄
分解できる器械は分解してから洗浄します。ウォッシャーディスインフェクターで洗浄できる器械は、できるだけウォッシャーディスインフェクターを使います。これは、家庭の食器洗浄機と同じ原理です。器械によっては超音波洗浄機なども使います。洗浄によって汚染物をあらかじめ除いておかないと、次に行う滅菌は不十分になってしまいますので、洗浄はとても重要です。
3. 乾燥
洗浄で水に濡れたままでは、また汚染しやすいですし、点検や組み立てができません。滅菌も不十分になってしまいます。
4. 点検
挟む器械は挟み具合などを点検します。手術や処置の時の不具合を防ぐためです。
5. 組み立て
一緒に使う器械は、ひとまとめにしておきます。こうすると、ひとつの包装を開けるだけで手術や処置ができます。
6. 包装
蒸気や酸化エチレンガスなどの滅菌剤は通過できるが微生物は通過できないフィルターを備えた包装で、器械を密閉します。そして、包装ごと滅菌してしまいます。滅菌剤は包装を通過しますので、包装の中の器械を滅菌することができます。滅菌が終われば、滅菌装置から包装を取り出します。滅菌していない手で触っても、微生物は包装の中に入りませんので、包装の中の器械は滅菌されて無菌のままです。
7. 滅菌
高温や蒸気に耐久性のあるステンレス製器械などは、高圧蒸気滅菌を行います。これは最も古くからある滅菌法ですが、信頼性が高く、安価に短時間で行えるだけでなく、滅菌剤である蒸気が無毒ですので、今でも第一選択です。高温に耐久性のない器械は、過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌や酸化エチレンガス滅菌などの低温滅菌を行います。
8. 滅菌の確認
間違いなく滅菌できたかを、いくつもの方法で確認します。まず、滅菌装置の温度や圧力などのデータで確認できます(物理学的インジケータ)。また、所定の条件になれば変色する紙片を器械と一緒に滅菌装置に入れておくと、滅菌に必要な条件が達成されたことが確認できます(化学的インジケータ)。さらに、本物の生きた微生物を包装で密閉し、一緒に滅菌装置に入れておき、滅菌の後に取り出して培養します。培養しても微生物が増殖しないことにより、滅菌が正しく行われたことが確認できます(生物学的インジケータ)。もちろん、滅菌装置などは定期的に点検を行っています。
9. 払い出し
手術室などへ、滅菌された器械を包装したまま届けます。包装には期限を定めますので、その使用期限を包装に記しておきます。