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特定行為クロストーク

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特定行為クロストーク

それぞれの紹介

W
今回は特定行為研修受講中の看護師2名、研修修了者の4名に集まってもらいました。では、挨拶もかねて自己紹介をお願いします。
Y
2015年に摂食・嚥下障害看護認定看護師の資格を取得。現在は栄養サポートチーム(以下NST)の専従として活動中です。(労働者健康安全機構が指定研修機関になり開講している研修の受講生)
H
2018年に認知症看護認定看護師の資格を取得。現在はICUに勤務しながら週2日、認知症ケアチームの活動を行っています。(労働者健康安全機構が指定研修機関になり開講している研修の受講生)
T
2015年に感染管理認定看護師の資格を取得。現在は感染制御チーム(以下ICT)の専従として活動中です。(院外で研修済み)
S
2012年に糖尿病看護認定看護師の資格を取得。現在は内科外来に所属し療養支援外来で糖尿病の患者さんの支援を担当しています。(院外で研修済み)
N
2006年に感染管理認定看護師の資格を取得。感染管理の専従を10年経て、現在は病棟と兼務し活動中です。(院外で研修済み)
W
2004年に集中ケア認定看護師の資格を取得。現在は看護部に所属しICUやCCUの患者を中心に呼吸管理を実践しています。

受講のきっかけ

W
みなさん、いろいろな背景があると思いますが、特定行為研修を受けた当時のことを教えてください。なぜ特定行為研修を受けようと思ったのですか?
Y
NSTの専従として活動している中で特に「低栄養」の方患者さんへのアプローチをしていきたいという思いがありました。治療中の医師を待たずに末梢留置型中心静脈カテーテル(以下PICC)挿入を行い、高カロリーの輸液を開始することで、患者さんはタイムリーに治療を受けることができる。そう考えている間に自施設で研修が受けられると聞き、これはチャンスだ!と思いました。
特定行為クロストーク
H
私も業務の中で、ご高齢の入院患者さんも増えてきて、PICCを入れるケースの多さを感じていました。私が知識を深めることで、認知機能の低下している患者さんにしっかりと関わり、安心して処置を受けて頂きたいな、と。本当にタイミングが合った感じです。
T
私は病棟で糖尿病足病変の患者さんが術後に急変した事例を経験した際、急変をもう少し早く予測し、何か対応することができたんじゃないかなと感じて。
特定行為を行うことで感染管理において不要なディバイスを早期に抜去するなど、適切な処置を行い合併症予防にも貢献きることなどに魅力を感じ受講しました。
S
私の場合は糖尿病看護認定看護師として勉強会を行った時に、病棟の看護師からインスリンに関する困りごとなどの話を聞き、私自身がインスリンの投与、調整などの関与ができるとよりスムーズに看護できるのではと思ったためです。
大阪府の看護協会で研修が開始されるということを聞き、ぜひ!と受講しました。
N
感染管理を10年以上専従で行い、病棟の外から管理的な指導をする立場で関わっていました。病棟からは離れていたのですが、感染症で重症な患者さんを目の当たりにして、自分の方からもっと患者さんに接したいという気持ちになりました。感染管理モデルとして、抗菌薬については薬剤師や医師と連携し、PICCや中心静脈カテーテルの抜去に関してはディバイス感染に早期に関われるのではと受講を決めました。
W
みんな動機はバラバラですね!実は私当時、特定行為って良く知らなくて…。看護部長に勧められて受講しましました。
では、研修を振り返っていかがでしたか?

研修を思い返して

T
基本は働きながら週に1-2回登校し1年間通いました。分野の異なる多くの認定看護師の方と関わるので、その分野分野で視点がすごく違うなと実感して、新しい発見がたくさんありました。
今までであれば診断がついて、それに合わせて看護問題を見つけていくという考え方だったのが、患者さんの症状からどのようなアプローチができるのかと考えるようになりました。今までの考え方の逆ですよね。
カルテの見方もより理解できるようになりましたし、一つひとつ治療がなぜされているのかが深く理解できるようになったと感じています。
W
すばらしい!
S
私はeラーニングで基礎をして、それを踏まえて登校していました。
Tさんもおっしゃっていたように、多くの分野の認定さんとのグループ活動が多いので、視野が広がったと感じています。
N
私もみなさんと同意見です。改めて解剖生理から振り返ることができ貴重な時間でした。グループワークが常に組まれていたので毎日様々な発見があり、交流が面白かったです。楽しみながら学んでいしました!
W
私は東京の看護研修学校に通いました。私の受講した頃は人数も少なくて同級生は6人しかおらず…。でも一緒にお弁当を食べたり、飲みに行ったりと楽しかったですね。全校生徒合わせても50人に満たないクラスだったんですが、入学式や修了式もあり、学生気分を味わって非常にリフレッシュできました!私の場合は働きながらではなく、東京でお部屋を借り、生活の基盤もガラッと変わる中だったんですが、看護学生の同級生のNさんとも一緒だったので楽しかったですね。
今現在受講中の2人はどうですか?
Y
合間にeラーニングをしながら学んでいします。メリットとしては融通がききますね。相談もしやすいです。ただ、1年間は長いので自分のモチベーションが保てるのかが課題です(笑)
H
業務と学習の両立は大変ですが、自施設なのでわからないことを先輩方や先生にすぐ質問できるのはいいですね。テストは毎回大変でしたが…。知らないことを知れたり、新しい考え方を学べるのはとてもためになっています。
特定行為クロストーク

研修を受けた後の変化

N
患者さんの診かたが変わった!視点が変わったのは一番の収穫だと思っています。実習は他病院でしたが、外部の先生が考える医療を知れたのは良かったですね。特定行為を自分が実践する中で初めてその大変さを知り、その後医師の介助に入る時は、心からサポートしたい!という気持ちになりました。
S
私もそれはある!中心静脈カテーテルの抜去って、こんな恐ろしいことをしていたんだ!って(笑)
N
そばで見ているだけだと分からないよね(笑)
T
私も実際に特定行為を実践し、スムーズにいかない事例も経験しました。介入した患者さんの様子がとても気になるのでベットサイドに足をぶ回数が増えましたね。より患者さんに向き合う心構えになったと感じています。
Y
自分の中で、フィジカルアセスメントが苦手分野と感じていたのですが、今お話を聞いて、今後自信になればいいなと感じました。

これからの受講生にメッセージ

N
「患者さんを診る」教育をしっかりと受ける事ができます。プラス、専門分野を取得できるのも魅力なのでぜひ受けてほしいです。
H
実際、私はイメージが付かずに研修がスタートしたんですが、始まってしまえば本当に色んなことを学ぶ機会になるし、絶対に視野は広がります。案ずるより産むが易し!何とかなるのでぜひ受講してほしいです!
Y
いいターニングポイントになります。スキルアップできる、いい場として使っていくといいと思います。
W
金銭的にはやすくないけど今後の自分への投資と思ってね!
特定行為クロストーク
T
患者さんの一番近くに長くいる看護師として実践的な力がつくし、その学びがケアに繋がる。チーム医療のかけ橋としての役割も、より果たせるようになると感じています。
S
先生と共通認識で会話できるようになりました。一歩踏み込んで治療方針なども話せるようになり、自信にも繋がりましたね。
W
みなさん、今日はありがとうございました!

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